2008年02月14日

避妊法

ネットでコンドーム関連の記事を検索していたら日本における避妊方法の時系列的なデータが出ていました。産婦人科の宮本氏の調べということです。それによると、(数値は重複等もあるので、100%にはなっていません)

1950年
コンドーム 35.6%
オギノ式  27.4%
体外射精  55.0%

1967年
コンドーム 65.2%
オギノ式  37.4%
体外射精  26.4%

1994年
コンドーム 77.7%
オギノ式  7.1%
ピル    4.2%
体外射精  8.6%

2000年
コンドーム 75.3%
オギノ式  6.5%
ピル    4%
体外射精  27.5%

1950年代は、半分以上が体外射精に頼っていたんですね。その頃は、コンドームの品質もよくなかったでしょうし、価格も相対的に高かったのかもしれません。

1960年代の後半には、コンドームの使用率が急増しています。そして、オギノ式も10ポイントほど上がっています。これはコンドームの品質向上もあるでしょうが、避妊方法に関する情報がオープンになりつつあったのと関係があるような気がします。
というのは、60年代後半は私が中高校生だったころで、その頃の性情報の中には避妊法に関する情報が多くあったような気がします。学校の性教育ではなく、ほとんどが週刊誌などの情報でした。(考えてみれば、学生時代、私は性教育を受けたことがありません) コンドームと同時にオギノ式というのがあると知ったのは、その頃が初めてでした。ですから私は、オギノ式というのはりっぱな避妊法だと思っていました。

1990年代のコンドームの使用率の増加は、特にHIV/エイズに関することからくるモノだと思いますが、それだけでなくオギノ式と体外射精が避妊法とはいえないという情報が発信されたことも関係していると考えられます。

それが、2000年にはコンドームの使用率が減少し、体外射精が大幅にアップしています。これは、HIV/エイズ騒動が一段落し、HIV/エイズに関する情報発信が少なくなり、関係者以外がHIV/エイズ情報に接する機会が激減したことと、アダルトビデオの影響があるのかな〜と思います。

それと、このデータを見て感じるのは、ピルの使用率の低さです。海外(米・仏等)に比べると極端に低い数値となっていますよね。ピルは副作用も少なくなっていますし、避妊だけでなく、生理周期を調整したり、生理痛の緩和をはじめとする様々な効用があります。北村先生ではないですが、もっとピルの使用者が増えてもいいと思います。特に、女性が主体的に避妊できる方法なんですから。みなさんはどう思いますか?

ところで、わが国で久しぶりに承認された避妊法「ミレーナR52mg」(経口避妊薬(ピル)と子宮内避妊具(IUS)を合体させたようなもの)はその後どのような状況なんでしょうか?あまり情報が入ってきませんね。

このデータを掲載した宮本氏は、「日本のオトコは結婚してはじめて避妊に対してちゃんと考える傾向にあり、未婚者はいい加減な人が多い」と指摘しています。
世のオトコよ、私を含め、少しは反省せよ!!

(M記)

posted by ケーシーズ at 09:28| Comment(0) | TrackBack(2) | 性教育関連記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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