厚生労働省のエイズ動向委員会が、2008年エイズ患者・HIV感染者の確定値を公表しました。
患者・感染者を合計した年間報告数は1557件で、6年連続で過去最高を更新したということです。確定値は、08年1月1日から12月31日まで1年間の動向をまとめたものです。
毎年のように過去最高というニュースを聞くと、いつまでこの状態が続くのか心配になります。その割には、テレビ等のマスコミにHIV/エイズに関する情報がのることはとても少ないですし、このテーマに関する関心も関係者以外は薄いように感じます。
感染経路は、HIV感染者、エイズ患者ともに同性間性的接触が伸び、いずれも過去最高となりました。HIV感染者では、同性間性的接触が779件で全体の69%を占め、異性間性的接触が220件で20%となっています。エイズ患者では、同性間性的接触が189件で44%、異性間性的接触が147件で34%でした。
年齢別にみると、HIV感染者は20、30歳代が多く、エイズ患者は30歳代以上で多く、50歳代以上の増加が大きくなっています。
保健所等におけるHIV抗体検査や相談の件数が伸びて、早期の掘り起こしが進んだことも影響しており、報告数に占めるエイズ患者の割合は低下傾向にあるようですが、依然として患者・感染者の増加に歯止めがかかっていません。
この報告を聞く度に、啓発の必要性を感じます。ただ、現状どれだけ学校等で啓発活動が行われているのでしょうか?行政の関連予算もどんどん削られているようですし、十分な活動が行われているとはとても思えません。限られた予算ですが、補正で新型インフルエンザに対する予算が考慮されました。HIV/エイズ関連の予算がもっとついてもいいのではと思うのは私だけでしょうか。
このままでいくと、また来年7年連続で過去最高という残念な言葉を聞きそうです。
(M記)
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