2009年01月08日
性的指向
先日、中井伸二さんという方が書く、ネット記事を読んでいて、なるほどな〜と思うことがありました。
それは「性的指向」という言葉についてです。
そのニュース自体は「性的指向」についてというよりも、セクシャル・マイノリティと市民メディアをいかに活用するかがテーマだったのですが、その記事の後半に「性的指向」に注意書きがありました。
※『性的指向』について:「性的嗜好」「性的志向」などの表記は間違いである。例えば、「同性愛であること」は「異性愛であること」と同じように趣味や嗜好ではなく、また、自分の意志で選択できない。セクシュアル・オリエンテーション(Sexual Orientation)は、各自に備わった「性的な感情や恋慕の情が向かう方向性」を指しているため、「性的指向」と翻訳表記される。
中井さんが綴った「性的指向」「同性愛指向」という表記が、メディアの編集部によって「性的志向」「同性愛志向」に書き改められたこともあったということです。そういば、私も表記するときに「性的嗜好」と書いたことがあったな〜と思い出しました。
「趣味や嗜好ではなく、自分の意志で選択できない、だから指向なんだ」というコメントに、そのような意識で言葉を使っていませんでしたので、自分の勉強不足を感じてしまいました。
指向という言葉で、もうひとつ思い出すことがありました。それは「プラス思考」という言葉です。私の好きな言葉なのですが、いつも「プラス思考」なのか「プラス指向」なのか「プラス志向」なのか迷うときがあります。
一般的には「プラス思考」と書くことが多いと思います。それは英語の「positive thinking」に相当する言葉として機能しているからだと思います。ただ、物事をプラスの方向に考え行動をするということなば「志向」という言葉もありかな?と思ってしまいます。さらに、方向性を示すのであれば「指向」という言葉でもいいのではと思うときもあります。
そう思って、ネットで検索してみたら、やはり同じ様な思いを持っていた人がいるようで、調べた人がいました。それによると「思考 > 志向 > 指向」で「思考」ということ言葉が圧倒的に多いという結果でした。
『新明解国語辞典』によると、
「思考」=冷静に論理をたどって考えること。(頭の働き)。「冷静な思考をめぐらせる」「思考力」
「志向」=何かが究極的にそうなることを目ざしていること。「わが民族の志向する所」
「指向」=(1)(決まった方向に)向かうこと。(2)傾向として、何かに近づきたい、何かを実現(追究)したいという願望を持っていること。
だそうです。
私は、これから「プラス思考」と表記をしたいと思います。
(M記)
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その意図をもって言葉を使うこと・・・むやみに人を傷つけないためにも、きちんと咀嚼する必要がありますね?